【ご案内】第17回「月惑星に社会を作るための勉強会」12/8

第17回 月惑星に社会を作るための勉強会
日時:2021年12月8日(水)17:00~19:00

会場:オンライン
こちらより参加登録をお願いいたします(申込締切:12月7日(火)17:00)

月でのエネルギ供給は様々な課題がありますが,現在,地上の脱化石燃料や環境対応の文脈で行われている「水素エネルギ社会の構築」や「太陽発電衛星の研究」でご活躍の神谷さんと篠原先生に,これらの地上のエネルギ問題の解決のための技術の発展として,月での水資源からの推進剤やエネルギ供給およびエネルギ伝送などの話題への応用について議論していただきます.

1.「地上の水素サプライチェーン構築活動と,月面における水素エネルギー供給構想について」
神谷 祥二氏(川崎重工)
講演概要:現在,日本では,水素利用において世界をリードしていくため国を挙げての取り組みを行っています.国際水素サプライチェーンの構築と水素発電をによる水素の大量消費を2030年頃に商用化すべく,必要な研究開発を推進しています.本講演では,まず,これら地球上における水素プロジェクトの意義と現在の状況を紹介し,月面において水素を製造し推進剤やエネルギーキャリアとして利用する構想について検討した結果を紹介し,月社会構築リファレンスモデルへの適用について議論します.

2.「宇宙太陽発電の研究開発現状と月への技術応用」
篠原 真毅氏(京都大)
講演概要:宇宙太陽発電は第1期宇宙基本計画に取り上げられて以降,日本では研究開発が加速されました.近年は米中を中心に大規模なプロジェクトも立ち上がり,世界中で研究開発が進展しています.本講演では宇宙太陽発電の世界の研究開発現状をまとめるとともに,ワイヤレス給電技術の応用を中心とした月でのエネルギー技術の提案について話題提供をします.

3. 第16回勉強会アンケート結果 等

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※月惑星に社会を作るための勉強会(ムーンビレッジ勉強会)ウェブサイト
http://www.jasma.info/moonvillagestudy/

【ご案内】第67回日本宇宙航空環境医学会11/20

第67回日本宇宙航空環境医学会において,宇宙惑星居住関連の2つのシンポジウムが開催されます.

シンポジウム 「宇宙社会を目指して:人文社会系からの提言」
2021年11月20日(土) 14:20~15:50 東京慈恵会医科大学(オンライン開催)
座長:寺田 昌弘 (京都大学宇宙総合学研究ユニット)
概要:民間宇宙飛行も現実のものとなり、宇宙環境での居住についての議論も活発になりつつある。人類が宇宙社会を築く際の 諸問題を、医学分野だけでなく人文社会系分野からも議論したい。
1.宇宙人類学研究について (仮)
岡田 浩樹 (神戸大学 国際文化学研究科)

2.宇宙進出と放射線の倫理
伊勢田 哲治 (京都大学 文学研究科)

3.月の上に人類社会を作る
稲谷 芳文(宇宙航空研究開発機構、「月惑星に社会を作るための勉強会(ムーンビレッジ勉強会)」世話人代表)

シンポジウム 「月社会における医学・ライフサイエンス分野の取り組み」

2021年11月20日(土) 16:00~17:00 東京慈恵会医科大学(オンライン開催)
座長:石岡 憲昭 (帝京大学/JAXA)
概要:Moon Village勉強会で検討されている、将来の月・惑星社会に関し、医学・ライフサイエンス分野の課題とその取り組みについて、現状を紹介すると同時に、幅広く参加者の意見を取り入れたい。
1.Moon Village活動と医学・ライフサイエンス分野の取り組みの現状
泉 龍太郎 (日本大学)

2.国際宇宙探査に向けた宇宙放射線環境計測と放射線防護について
永松 愛子 (JAXA研究開発部門 第一研究ユニット 宇宙環境計測領域)

3.宇宙空間や月で行う医療の可能性~生理学的要因から考える宇宙医療~
倉住 拓弥 (University of Texas Southwestern Medical Center, Institute for Exercise and Environmental Medicine)/岩﨑 賢一 (日本大学医学部社会医学系衛生学分野)

4.月居住に向けた精神心理面での挑戦的課題
笹原 信一朗、道喜将太郎、松崎一葉 (筑波大学医学医療系 産業精神医学・宇宙医学)

【ご案内】第16回「月惑星に社会を作るための勉強会」11/8

第16回「月惑星に社会を作るための勉強会」
日時:2021年11月8日(月)17:00-19:00
会場:オンライン
参加方法:ここから参加登録をお願いいたします(申込締切:11月7日(日)17:00)

■アジェンダ:
1)「京都大学有人宇宙学研究センターの活動」
山敷 庸亮 氏(京都大学総合生存学館・教授 SIC有人宇宙学研究センター長)

京都大学SIC有人宇宙学研究センターでは宇宙への人類の進出やハビタビリティをテーマとして,人類が他の天体で宇宙社会を構築する際に考えてゆかねばならない学問体系の構築を目指し,惑星居住,宇宙生命,宇宙医療,宇宙森林,宇宙海洋,惑星科学,など広範囲の研究を統合して新しい学問体系を構築することを目指した活動を展開しています.月や火星の持続的滞在を目標とし,さらにそれらの知見をもとに地球における人類の持続的発展にもつながるための開発哲学と目標の設定を定めています.特に大きな着眼点は,今まで宇宙での「生存基盤」の整備のみを構想してきた宇宙開発に「地球生態系」をどれだけ持参すべきかどうか?という点を根本的に掘り下げることを大きな目標とし,地球生態系を「コアバイオーム複合体」と解釈し,月・火星にはそれらを選定した「選定コアバイオーム」を持参し,それらをベースに宇宙での生存基盤と社会構築を構想しています.
同テーマをもとに,科研費・学術変革領域研究への応募をはじめ協賛企業との共同研究を立ち上げています.この研究活動は月に限定したものではありませんが,「月における社会の構築」という本勉強会との接点を探ることや,双方の議論やexchangeをより深めることを意図して,研究活動全般の現状を紹介します.

2)「宇宙で魚を食す-宇宙養殖のはなし」
遠藤 雅人 氏(東京海洋大学・准教授)

宇宙居住における食料生産は古くから研究が行われており,陸上植物の栽培を中心に
様々な食料生産が提案されてきた.一方,宇宙での脊椎動物実験には黎明期から魚類が用いられ,繁殖も含めた多くの成果を残してきた.これらの背景から我々は宇宙居住時の食料生産,特に動物性タンパク質および脂質の供給源に魚類養殖が利用可能であるかの検証を,食用魚のティラピアを養殖対象種として続けてきた.まず一つ目は物質フローが制御された水圏生態系を創出し,その中で養殖を行う研究である.もう一つは異なる重力下で魚類をはじめとする水生生物がどのような応答を示すのか,特に低重力や微小重力下で物質循環型養殖に用いる生物が飼育可能な条件はどのようなものなのかについての検証である.今回はこれらの研究成果を紹介し,宇宙養殖の可能性について探る.

3)第15回勉強会アンケート結果 等

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※月惑星に社会を作るための勉強会(ムーンビレッジ勉強会)ウェブサイト
http://www.jasma.info/moonvillagestudy/

【ご案内】Free Virtual NASA Symposium (Nov 8-11)

(情報提供者:髙橋昭久)

Spaceflight for Everybody Virtual Symposium

November 8 – 10, 2021

The symposium will take place virtually, and NASA will provide a live stream including an ASL translator. Scientists, researchers, healthcare workers, especially those interested in space medicine, and other interested parties who would like to be able to contribute to the virtual chat can register to join the WebEx connection for each day.

More information and registration for each day 

第33回マイクログラビティ応用学会学にて共催シンポジウム開催

第33回マイクログラビティ応用学会学にて共催OS開催いたします

OS1宇宙惑星居住

10月13日  11:00-13:00     オーガナイザー:稲富裕光 (JAXA)


OS1-1 【日本宇宙放射線研究会】
低線量・低線量率放射線のリスク評価について(仮題)
鶴岡千鶴(量子科学技術研究開発機構 放射線医学研究所)

OS1-2 【日本宇宙生物科学会】
安全・安心な長期宇宙滞在を実現するための「食」戦略
二川 健 (徳島大学大学院 宇宙栄養研究センター/医歯薬学研究部)

OS1-3 【日本宇宙生物科学会】
宇宙農場における資源循環の重要性と課題について
遠藤良輔(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科),
布施哲人(JAXA宇宙探査イノベーションハブ),
堀井慎平(ヤンマーエネルギーシステム株式会社 開発部)

OS1-4 【同志社大学】
宇宙惑星居住実現に向けた熱エネルギー貯蔵
小畠秀和,石川正道,後藤琢也(同志社大学)

OS1-5    【京都大学】
京大宇宙総合学研究ユニットの挑戦~文理融合型宇宙教育を目指して
嶺重 慎, 寺田昌弘, 田島知之(京都大学 宇宙総合学研究ユニット)

OS1-6 【ムーンビレッジ勉強会】
ムーンビレッジ勉強会の活動紹介
稲富裕光(JAXA 宇宙科学研究所)

 

【ご案内】Athens COSPAR2022(抄録受付開始)

会議名:The 44th Scientific Assembly of the Committee on Space Research (COSPAR)

開催地:Athens, Greece (planned to be an ON-SITE meeting)

開催期間:16 – 24 July 2022

COSPAR 2022 deadlines:

Abstract submission: February 11, 2022

Early registration: April 29, 2022

Abstract submission

https://www.cosparathens2022.org/attending/registration-abstract-submission/

or directly: https://www.cospar-assembly.org/assembly/

Information about COSPAR 2022 can be found at:

https://www.cosparathens2022.org/

JAXA宇宙科学研究所 教授または准教授(計2名)公募11/16〆切

JAXA宇宙科学研究所 教育職 公募
1.公募職種及び人数: 教授または准教授(教育職)計2名
2.配属部署: 宇宙科学研究所 学際科学研究系
3.職務内容及び求める人材像
月面活動を通じた世界をリードする科学成果の創出を責任を持って主導するとともに、国際宇宙探査の機会を活用して宇宙科学の進展および新しい学術分野の開拓などを積極的に担い、大学や他研究機関の研究者とも協力してその実現に貢献する研究者を求めます。
4.着任時期:
決定後できるだけ早い時期。ただし、機構の予算状況により、本人との調整を要する場合があります。
5.応募締め切り: 2021年 11月 16日(火) 正午(日本時間) 必着
6.問い合わせ先: 科学推進部人事担当
E-mail: ISAS-JINJI@ml.jaxa.jp
7.詳細はホームページ https://www.jaxa.jp/about/employ/pdf/edu_2021_13.pdf
を参照のこと