日時:2022年11月28日(月)17:00-19:00 開催予定
会場:オンライン
参加方法:こちらより参加登録をお願いいたします(申込締切:11月27日(日)17:00)

アジェンダ:
1)「月面開発における地盤工学の貢献-宇宙建設工学の創成に向けて-」
小林泰三氏(立命館大学)
概要: 「月社会」を実現するためには,月面において人類が滞在・活動するためのインフラ施設の建設が必要となる.重力天体である月面での活動はレゴリスとの接触を伴う作業となるが,地上の建設プロセスと同様に,レゴリスの力学的な挙動を予測し,探査機や構造物の設計・運用に活かすための地盤工学的技術体系を構築しておくことが重要となる.本講演では,月レゴリスの物理・機械的特性と挙動予測技術について,これまでに分かっていること,将来に向けて知っておくべきことを過去の探査や最近の研究事例を交えて紹介するとともに,土木工学・地盤工学の立場から,月面における探査やインフラ建設の課題と展望を考察する.

2)「宇宙資源の活用と月面開発」 宮本英昭氏(東京大学)
概要:宇宙開発に関係する多数の方々による猛烈なご努力により,人類は既に太陽系内の天体を約100個も探査することに成功しました.惑星表面の科学で理解されたことをまとめてみると,将来の月や小惑星の活用方法が見えてきます.私はまずは地下30 cm程度までの物質の利用が本質的に重要となり,地球の資源掘削や利用方法とは異なる形で宇宙資源が活用されると考えています.将来の探査計画と関連させながら,今後の宇宙資源開発の展望について議論させていただこうと思います.

問合せ先:MV勉強会事務局(moonvillagestudy@jasma.info)