将来月探査ワークショップ ―HERACLES・Gatewayの活用―(東京大学,工学部)

米国は去年2月、各国と共同で月の周回軌道に有人拠点を構築するというGateway計画(月軌道プラットフォームゲートウェイ; Gateway, Lunar Orbital Platform-Gateway)を発表しました。 Gatewayは高出力の電気推進システム、クルーが滞在するための居住モジュール、ロボットアーム、および船外活動機能などが備えられ、地球と月面との通信中継機能により科学的に興味深い月裏側や極域の探査に新しい機会をもたらす計画です。JAXAでは、このGateway構想に参画し、様々な技術を提供するとともに、深宇宙の場における種々の実験を行える機会を得ることを検討しています。さらにJAXAではこの構想を利用して、月面に着陸し数十kmにわたる広域調査を行い、15kg程度の試料を地球に持ち帰るという「ヘラクレス計画(HERACLES, Human Enhanced Robotic Architecture for Lunar Exploration and Science)」を、国際宇宙探査と呼ばれる国際協働の枠組みの中で検討しています。
今回のワークショップでは,皆様に探査計画の検討状況を紹介するとともに,科学観測機器のアイディアや将来の月探査に関する議論など、広い分野からのご意見をいただきたいと考えております。
多くの皆様のワークショップへのご参加をお待ちしています。
日時: 2019年1月28日 10:00~17:40
場所: 東京大学工学部2号館12B 212講義室
(〒113-8656東京都文京区本郷7丁目3-1)
http://www.kikaib.t.u-tokyo.ac.jp/map2/
共催: JAXA国際宇宙探査センター、宇宙理工学委員会・国際宇宙探査専門委員会、日本惑星科学会、宇宙惑星居住科学連合
プログラムの詳細は以下のWebサイトを御覧ください。
http://fanfun.jaxa.jp/event/detail/13788.html

2019.01.28
http://www.jasma.info/SUHPHS/oshirase.html

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