第67回日本宇宙航空環境医学会において,宇宙惑星居住関連の2つのシンポジウムが開催されます.

シンポジウム 「宇宙社会を目指して:人文社会系からの提言」
2021年11月20日(土) 14:20~15:50 東京慈恵会医科大学(オンライン開催)
座長:寺田 昌弘 (京都大学宇宙総合学研究ユニット)
概要:民間宇宙飛行も現実のものとなり、宇宙環境での居住についての議論も活発になりつつある。人類が宇宙社会を築く際の 諸問題を、医学分野だけでなく人文社会系分野からも議論したい。
1.宇宙人類学研究について (仮)
岡田 浩樹 (神戸大学 国際文化学研究科)

2.宇宙進出と放射線の倫理
伊勢田 哲治 (京都大学 文学研究科)

3.月の上に人類社会を作る
稲谷 芳文(宇宙航空研究開発機構、「月惑星に社会を作るための勉強会(ムーンビレッジ勉強会)」世話人代表)

シンポジウム 「月社会における医学・ライフサイエンス分野の取り組み」

2021年11月20日(土) 16:00~17:00 東京慈恵会医科大学(オンライン開催)
座長:石岡 憲昭 (帝京大学/JAXA)
概要:Moon Village勉強会で検討されている、将来の月・惑星社会に関し、医学・ライフサイエンス分野の課題とその取り組みについて、現状を紹介すると同時に、幅広く参加者の意見を取り入れたい。
1.Moon Village活動と医学・ライフサイエンス分野の取り組みの現状
泉 龍太郎 (日本大学)

2.国際宇宙探査に向けた宇宙放射線環境計測と放射線防護について
永松 愛子 (JAXA研究開発部門 第一研究ユニット 宇宙環境計測領域)

3.宇宙空間や月で行う医療の可能性~生理学的要因から考える宇宙医療~
倉住 拓弥 (University of Texas Southwestern Medical Center, Institute for Exercise and Environmental Medicine)/岩﨑 賢一 (日本大学医学部社会医学系衛生学分野)

4.月居住に向けた精神心理面での挑戦的課題
笹原 信一朗、道喜将太郎、松崎一葉 (筑波大学医学医療系 産業精神医学・宇宙医学)